思い起こして書く始まりの事
あれ以来山の中にこもる。
そこは空き家だらけ、住む家は10世帯ほど。
2歳のコドモを連れ住むことに決めた。
そこでは薪で飯を炊き、沢水を飲んで暮らした。
電気代は毎月1000円。
冬はすべてが凍る。
秋には紅葉・・・と思えば林業地ですべて杉が植わってまるで見ることの出来ない紅葉。
春は山菜、しかし本気の限界集落。元気に連れてってもらえる人は居なかった。
右往左往しながら小さな収穫を得る。それもしばらくたっての話。
時期も場所もだいじなのだ。
夏は涼しい。
人づてに35度を超えた街場の様子を聞く。
NHKなんか見ない。
そこの生活も3年ほど。
持ち主のおばあさんが亡くなり出ることになる。出されることに?
耕作放棄地を耕し、収穫を得はじめて、家の直しも終わった頃だった。
そんなものよと次の場所探し。
さてアジアと思えばその前に集落ぐらしを
どっぷり体験したのでした。
つづく。たぶん。